潜熱3

潜熱3

https://www.amazon.co.jp/dp/B07HNYW3XB/

1巻で初見のとき純愛だ・・・・と称したけど
わたしの直感は間違っていなかった。

相手すら関係ない、自分が欲しがっているだけだ
という究極にシンプルな軸がある主人公が小気味よい。

すごく私の初見の思い描く通りの2人で
わたしの想像できる通りの2人で3巻完結していた。。

本当にこの作者の差別のない感覚が好きだ、好きの方向に偏りがあるかもしれないが

魅力なんて誰にもわからなくていい、わからせる必要も無い、わたしが、この人を好きなだけ。 というこんなシンプルなことを、飾ったり人に求めたりで自分が与えることができない人のなんと多いことか
友人や家族にも関係ない 独立した個人として自己責任で選択していて
そこに覚悟なんてものなくて、というか息をするように当然に覚悟していて
キャラクターもこうやって生きられたらな、という理想だ

たとえ見た目がどうなってもおそらく相手が半身不随になったとしても何も変わりませんよ、という底知れぬ慈愛で動く瑠璃さん
こんな女は存在しないよ、と男は思っているし女も想像すらできないほど遠いからおそらく読者も理解できないんだけど
わたしからしたらただただ純度の高い恋愛漫画だった・・。
多くのものを求め過ぎてしまう人間の根底のシンプルな部分を思い出させてくれるような漫画だった

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